2009年01月27日

Roots To The Future/タマピカリア


Hélio Oiticica - Parangolé

今年はなんだか、通勤でさえも自転車に乗る機会に恵まれず、
先週はたった2回で、今月は現時点でたった9回。
そのかわりと言っちゃあ、なんですが、乗れる時には少しでも長く
走るように心掛けてます。
(前回に続き芸術系です。別にアート批評ブログやろうって訳じゃないんですけどね。)

東京都現代美術館の「ネオ・トロピカリア:ブラジルの創造力」
に行ってきました。
(東京は終了して、1/24(土)から広島市現代美術館に巡回中。)



       brazil-1.jpg
ブラジル、っていってすぐに頭に浮かぶのは‥…、
サンバ、ボサノヴァ、そしてサッカー!
自転車は?っていうと‥…、ナショナルジャージがASSOSで、
選手は‥…、LIQUIGASのMurilo Antonio FISCHER
って事くらいしか分かりませんね。
アマゾン自転車旅行なんて、ドキュメンタリーTVでやってくれませんかね。

    neo.jpgbruant.jpg
      (ブリュアンと並べた意味は、特にありません。)

音楽がらみでトロピカリアって言葉(むかしはトロピカリズモ、っていってませんでしたっけ)
くらいは知ってましたけど 、今回の展覧会で1番興味を惹かれたのは、
Hélio Oiticica/エリオ・オイチシカのParangolé /パランゴレ。
(Cildo Meireles/シウド・メイレレスにはPUNKの頃の
Jamie Reid/ジェイミー・リードのルーツを感じましたね。)
それはエスコーラ・ジ・サンバ「マンゲーラ」と生活をともにした事で生まれた作品
ー 冒頭のYouTube ー で、
今回の展示は、衣装と一緒にヘッドフォンが掛けてあって、そこから聴こえる音楽に合わせて、
自由に踊るという鑑賞者参加型でした。
もちろん踊りましたし、こどもも楽しそうに踊ってました。
本能でエリオ・オイチシカを理解したって事でしょうか。

parangole.jpgtoropicalia.jpg
Y'not Report Revival:極彩色のブラジルよりお借りしました。)


エリオ・オイチシカはこの展覧会、ネオ・トロピカリアの源流たるトロピカリアの
代表的作家で、そのトロピカリアとは何?っていうと、(あくまで簡単に)
『植民地時代の影響を引き摺ったまま、ブラジルらしいと思われている「らしさ」から脱却し、
自分たち本来のブラジル文化を創造する』芸術運動で、結果的にアーティストVS軍事政権となり、
カエターノ・ヴェローゾとジルベルト・ジルは投獄→ロンドン亡命に至るわけです。
(ボブ・マーレーも一時ロンドンに逃れていた事がありましたっけ。)


Caetano Veloso - Cucurrucucu Paloma(from the movie "talk to her")

何かを創造しようとする時、オリジナリティーやアイデンティティーを探る時、
もちろんルーツを見つめ直す必要がありますよね。
(今回、これまた、エリオ・オイチシカにインスタレーション作品「トロピカリア」
で体験させられる事になりますが。)


サイクリストの、少なくとも東京のサイクリストのなかには、
オレのルーツは多摩サイクリング・ロードって人、きっといますよね。
(今回のラグ・溶接、無理矢理過ぎました?修行が足りませんね。)
ボクはまだまだビギナーで、偉そうな事言える立場じゃないですけど、
六郷土手自体は、小学生の頃、野球をして遊んだり、マラソン大会で土手を走ったり、
そういう意味ではルーツな場所なんです。
そこに30年ぶりに自転車のおかげで戻って来れたっていう‥…。

だからこの場所が、ボクのこども(達)が安全で楽しく遊べる場所であって欲しいなと、
出来たら一緒に自転車で走りたいなと、そう思っています。
とその前に自分が走らなきゃっと!
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posted by Johnan 城南 Rotten at 00:50| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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