2009年06月15日

Trashcan Sinotrans/オイルダク燃ース



久しぶりの快晴!Riverside Cyclists Successionの遅れを取り戻そうと、目黒川に出掛けてみたものの…道草食ったら走りきれず、先ずは前編、品川区編となりました。っていうか
元々は川伝いに安全に都心に出るルートを探るはずが、徐々にテーマを逸れながら
完全コースアウトは避けたいところ。でスライドをどうぞ。



タイムロスの原因は、アイル橋を撮ろうと、東品川海上公園に寄ったのと
荏原神社の天王祭。(最早、1週間前の話ではありますが)
でももちろん、このボクの事、狙って行ったはずもなく、通りかかったらお祭りでした。

ところで一般的には目黒川の起点は、東品川橋ですが、個人的には、ここをスタートとしたいところ。
単なる趣味の問題とか、通勤ルートだから、愛着があるってばかりじゃなく
目黒川が、中央環状品川線(大井JCT〜大橋JCT)と同じルートを流れるって方が
川伝いに安全に都心に出るルートを探るって、当初のテーマ通りに
記事が書けるかな?って思っちゃったり…自分都合ですみません。
でも元々はボクの話なんて、逸れ逸れ逸れ〜の逸れっ放しだから、関係ないか!



なんて事を考えながら、若潮橋で写真を撮っていたら、Jean Tinguelyの作品が
頭の中で動き出し、やっぱり話が逸れて行きそうな…

Tinguely(1925年5月22日 - 1991年8月30日)といえば、ご覧の通りのキネティック・アートの
先駆的存在。もしくは現代のゼペットじいさん。(ブルー・フェアリーは誰?)
ジャンクに"芸術的生命"を与え、現代文明にアイロニーを投げかけてます。
そのTinguelyがスイスのフリブール生まれで、バーゼルで美術を学び、美術館もあるというのは
ただの偶然とは思えない運命を感じます。だってバーゼルといえば、バーゼル条約
(正式には「有害廃棄物の国境を越える移動及びその処分の規制に関するバーゼル条約」)





かつては国内で解体、リサイクルされていたモノは、今や人件費の安いアジアへ。
もちろんコンテナ船の様な巨大船舶の行方も例外ではなく、世界の海を股にかけ
コンテナ運び、旅した後は自分自身が中古とシップリサイクルへと船出します。

リサイクルで、すぐ頭に浮かぶのは、やっばりPETボトル。
で前に自転車とリサイクルの事を書いた時、PETボトルの事も調べてみたんです。
動機は単純、PETボトル・リサイクル・ジャージとかあるのかなって
そうしたら、いろいろと出てくる出てくる。ってPETボトルのリサイクル自体についてですけど。
実際には、リサイクルするにもかなりのエネルギーを消費してしまう事とか
リユースするにも傷が付いたりして、日本の消費者がそれを受け入れるだろうか?とか‥…
(スウェーデンには20回もリユース出来るPETボトルがあるそうです)


『「リサイクルできますよ」といわれるから、人はむしろそれが良いことだと考えて
ペットボトルをどんどんと捨てている。しかし、そうして捨てられたペットボトルが回収された後、
その全部がちゃんとリサイクルされているわけではない。実際にはペットボトルは
かなりの割合で燃やされている。ペットボトルを燃やしてしまっても深刻な環境被害を
もたらすような有害物質が大量に発生するわけではないし、とくに大きな問題はない。
 ペットボトルは、むしろ、燃やしてしまったほうが良いのである。とくに、ペットボトルは、
生ゴミと一緒に燃やしたほうがかえって効率が良いのだ。
 生ゴミは熱量が低いから燃えにくい。そのために重油をかけて燃やしているのが現状である。
しかし、生ゴミにペットボトルを混ぜると、ペットボトルが熱源になるおかげで
生ゴミは燃えやすくなる。つまり、ペットボトルを生ゴミの中に一緒に混ぜて燃やせば、
わざわざ重油を使わなくともたやすく生ゴミを燃やせるのである。』
(池田清彦 養老孟司 共著 新潮社刊『ほんとうの環境問題』 
II 環境問題の錯覚  二 身の回りの環境問題 54ページ 13行目〜55ページ 7行目の引用 )





結局のところ、Recycle or Notみたいな考え方でなく、原点に戻って
3R(Reduce、Reuse、Recycle)的な視点から、考え直さなきゃいけないって事ですね。

どうでしょう?先ずはPETボトルの規格、というかデザインを業界で統一するってところから
始めてみては? 気が付けば、やらやたらと種類がありますが、それって?
デザインによる差別化っていわれても、清涼飲料水の売り上げを左右するのは、まず味。そしてカロリーとか?
そもそも飲みたい銘柄の飲料水があっても、そこのコンビニで扱ってなけりゃ、仕方がないし。あっ、だからか!でもそれにしたってラベルで充分可能でしょ。

それにやっぱり、同じモノを大量につくった方が、効率が良いのは確かなはず。
コンテナだって運ぶものによって、種類はあるものの、サイズはそれこそISO規格で20フィートか
たまに40フィート。単位のTEUはコンテナ船の積載能力でTwenty-foot Equivalent Units。
1TEUは、20フィートコンテナ1個分って事。ちなみに世界最大級のEmma Maerskは11000TEU。

それにしても、偉そうに環境問題に触れときながら、工事現場や黒煙を吐く
ストラドル・キャリアのスライドショーとは、どういう了見とお叱りを受けそうですが
工事は需要に応じて行われてる訳で、東京環状品川線が完成した暁には、既存の道路状況は
緩和されるはずですから、それを機会に目黒川をサイクリストと歩行者に返してもらって
思い切って自転車レーンと遊歩道にしちゃったら、どうかと思うんですが?
で工事で発生したCO2を自転車利用で吸収して、オフセットしていくと、だってその位
大胆な事をしないと、"野心的な15%"なんて、とても達成出来ないんじゃないでしょうか?

ついでにPETボトル・リサイクル・ジャージをつくって、胸にRecycled or Reuseのメッセージ。
それを着て、COP16(Compact Olympics & Paralympics 2016)を走りましょう。(つづく)


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posted by Johnan 城南 Rotten at 07:00| 東京 ☁| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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